2015年9月27日 はじめての香道~志野流香道を体験する~


スーパームーン前日9月27日に「はじめての香道」の体験イベントが一茶双樹記念館で開催されました今回は香道体験のレポートです!

香道には2つの流派があり今回は「志野流」のお作法を学びました。まず基礎知識として、お香の種類や楽しみ方も歴史とともに変わってきた事を学びました。現代ではお香を楽しむ方法として「聞香」が一般的で、お香を聞くというのが今回の体験内容です!

私は平安時代の十二単衣をまとった人々を想像しながら聴講しました。と言いますのも、昔は香を焚いてその香りを自分の衣装にまとわせて楽しんだというお話があり雅な世界を連想したわけです。こんなお話しだけでも時空を飛んで十分楽しむことができワクワクし通しでした。

今回の体験は「謡:姥捨」「薄茶席」「香席:名月香」「香席:琴玉香」の4席と盛りだくさんの充実した体験会でした。はじめに謡を拝聴し、姥捨のお話は名月を楽しむ内容でもある事を知りました。

薄茶席では今泉先生がラオスでご購入された籠に秋のお花を入れられたお話しなどを伺い、「みなさんも日本文化を世界に発信していってくださいね!」と本当に楽しそうな笑顔でお話しいただきました。


講師:今泉房子先生(志野流⾹道柏教室主宰)

聞香とは、香木の香りを深く味わって香りを当てる、室町時代末期から華開いた日本特有の文化。志野流香道を親しみやすく伝えている。

志野流⾹道

⾜利義政の近臣であった志野宗信を流祖に仰ぐ、我が国最⼤の⾹道流派で、歴史は500年に及び現家元蜂谷宗玄まで20世に亘り⼀度も途切れることなく⾹道を継承。